先駆村/明日襷-asitaski-/日本の祭り 2010年10月

先駆村/明日襷-asitaski-/日本の祭り

僕らが未来へ残していける風景を考え、学ぶ。明日へつなぐ僕らの襷。明日がもっと好きになる。アシタスキ。日本の祭りや文化,人々を動画や写真,文章で紹介していきます。

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お菓子のみこし

さて、今日は台風でさんざんですね;;

こんな日はひとり部屋で創作活動。
外の嵐と対照的な静けさが流れています。


先日神輿ガール、綱編みの茂木の誕生日でした。
伝説の神輿の飾り綱を、パートナー実咲とともに完成させた桐睦の誇る凄まじい女子です。
実咲からこんなメールが送られてきた。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
みなさん!!
茂木もも子の誕生日みんなで祝いましょう^^

日時:10/27
場所:つくば内某居酒屋

~idea of freedom~
身体ひとつでもよし、プレゼント持ってきてもよし、来れない人は手紙でもよし(預かります)、友達連れてきてもよし、変な格好して喜ばすのもよし、等々

あなたのアイディアを輝かせてください!あなたと茂木もも子と向き合ってアイディアを生み出してください 笑
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

なるほど。
アイディアは自由と・・・。
さて、どうするかな。
うちの会として出すからには圧倒的サプライズで挑みます。
そしてポッと浮かんだのは、巨大ケーキ、お菓子のみこし!

頭に浮かんだことは実行しないと後悔するので早速超巨大ケーキの型を買いに。
しかし。そんなの売ってるはずもなく。
なんとかステンレスの深型トレイ(超大型)で代用。
卵30個、生クリーム1.5リッターと言う超大作!
村田君、デイル、楊君を呼んで試行錯誤しながら作って行きます!
そして出来たのがこの神輿。
見てこの完成度。
すごいでしょ 笑

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ウエハースの土台(台輪)にバームクーヘンにホワイトチョコをとかしてビスコを張り付けて作った御堂(社の部分)、4本の添え柱は細プリッツで、芯柱はうまい棒チョコ味を削って作り、屋根は板チョコで組み立てて、鳳凰は羊羹を彫刻。羽部分はポテチで作り、蕨手はキャラメルコーン、さらに飾り綱はヒモQを三編みにして、紙垂は干しイカ。駒をホワイトチョコで作ってチョコペンで名前を入れ、フランを溶かして枡組部分まで再現。担ぎ棒はフランとうまい棒チョコで作って完成!

っていうか書き出してみると相当複雑な構造だな 笑

とにかく!

本物を一回作った俺にとってお菓子の神輿なんて簡単!(でもなかったけど・・・)
そっからまたフルーツカットしたり飴細工を加えて出来たのがこれ!

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超大作です。
会のみんなで半纏来て集まって持って行きました!

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いやあ、茂木だけじゃなくみなさん驚いてたぜ!
みんなが驚く顔がたまんねえ 笑
僕のいたずら心が満たされる瞬間であります^^

大変だったけど、俺らのサプライズはこんなんですよ!
喜んでくれれば全てオッケー!

楽しかったー!


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  1. 2010/10/31(日) 00:46:42|
  2. 筑波てづくり御輿
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日本を背負ってタイ人へ伝える

10月22日。

筑波大学生物資源学類が主催するタイ人留学生フェアウェルパーティー。
毎年俺は日本を紹介するために呼ばれる。
一年生から空手を見せてくれと呼ばれていた。
つたない英語でも、日本は伝わっていく。
まっ白い道着。
「空手」が創り出す空気感。

一瞬だが、日本を伝えられるチャンスだ。
毎年、大げさだが日本を背負う。


今年は、神輿を見せてくれと頼まれた。
あの学祭からのイベント。
燃焼しきった炎をもう一度燃え上がらせる。
タイ人留学生に、神輿を見せてあげます。
時間になって続々と集まってくるメンバーたち。
みんな自分の神輿衣装をそろえ、僕ら桐睦は一体感に溢れる。
前回の学園祭に加えて後輩たちや東京からの新メンバーも加わる。
彼らは今回の神輿を見るのは初めてだったが俺らの情熱は伝えてある。
圧倒されていた。

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その大きさ、完成度はおれたちの誇りだ。
生半可な気持ちで創っていないからこそ伝わる。
もっと、もっと。
とにかく僕らは学内を大きな神輿を抱え、闊歩していく。
しかしこのとてつもない物体はどこへいっても注目の的。
道行く人が足を止め、一体どうしたと聞いてくる。
たまたま居合わせた筑波大学新聞の取材も受ける。
みんなこの神輿が知られることは嬉しそうだ。
目立てばいい、というわけではないがやはり一生懸命つくったものが認められるのは嬉しい。
その気持ちが誇りになり、神輿への愛へと変わってくれればきっと残っていくことだろう。


さて、会場につくとその雰囲気、そして掛け声に気付いたのかタイ人留学生が一気に押し寄せてきた。
かれらは神輿なんて見たことあるはずもなくただただめずらしそうに、またお祭りの雰囲気に浸りながら写真を撮ったり触れたりしている。
みんなとっても喜んでいるようだ。
僕らも嬉しい。
最後には男の子も女の子も一緒に肩を入れ、江戸前で宮入を再現。
重そうだし、合うはずもないがサプライズの日本文化にタイ人たちと打ち解けることができた。

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しかし一番大変だったのは終わった後だ。
学祭のときにできなかった桐睦本打ち上げを改めて行ったのだがすさまじい盛り上がりだ。
誰しもが一気に解放され、今回の大イベントをねぎらった。
今回を企てた俺はもちろん皆の標的であり久しぶりに立ち上がれないくらいにつぶれてしまう。。。
みなさんご迷惑おかけしました・・・



さて、次の日だ。
なんとあの流れから次の日は国谷さんの山へ炭窯解放、泉堀りに向かわなければならない。
しかし俺を含め数人は死ぬほど気持ち悪い 笑
これから山へ泉を掘りに行くなんて全く想像できることではない 笑
だけどみんなはとっても元気だ。
正直家で寝ていたかったがそんなことは許されず渋々山へ行く。

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だけどどうだろう!
山へ行くと吸い込まれるような青空の気持ちいいこと!
空気が澄んでいること!
なんだか少しずつ元気になり、
木々の間を散歩したり自然のあけびを頬張ったりしていたら一気に元気になってきた!

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スコップをもって汗を流せばもうそれだけで体も心も充実してくる。
これが自然のパワーだ。
どんな薬よりも強力なんだ。
東京から来たやつらはここは初めてだったが好奇心旺盛な彼らはいろんなことに気付き、一緒に遊び、汗を流していた。
嫌がることなくチャレンジしていく彼らの姿勢は僕らも心地よい。

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そんなこんなで2時間ほどみんなで汗を流すと工事は完了した。
泉を掘る、といっても正確ではなくつまりは治水工事である。
山の上のほうから湧く水を下の泉(池?)まで引っ張ってくる。
泉というより川を作った。
石ばっかりで何度もスコップがぶつかったがそこは百戦錬磨の俺だ。
どんな大きな岩でも掘り上げていく。
そうやって最後のパイプから水が出た時は皆から安堵の声がもれる。
不思議な一体感もあった。
帰りはお決まりの国谷さんの軽トラでのインディージョーンズだ。

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国谷さんも危ないからとか言わずにさあ、乗った!と茶目っけを見せてくれる。
本当に素敵な人だ。
そこからお土産のミカンとキウイをしこたまとって僕らは村のほうへ。
今日はバーベキュー場で昼御飯だ!


畑からナスや獅子唐、ねぎなんかをいただいて焼いていると、五月女さんから素敵な提案。

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そろそろ鶏絞めてもらいたいんだけどな。初めての人が来ると五月女さんも嬉しいのだ。
鶏を小屋から取ってきて、締めさせてくれる。
鶏を絞めるのはここでは女の子の役目。
最初に俺が見本を見せたら、もう一匹は東京から来た女の子だ。
おっかなびっくりながらも震える手を抑えて鶏の首を切っていた彼女の勇気は素晴らしい。
怖い、残酷だ、気持ち悪いというやつよりよっぽど人間らしく、美しかった。
むしろそうやって命のありがたさを実感し、学ぶ姿勢は見習うべきである。
それから血を抜いて湯を沸かし、毛をむしると、もう知っているすがただ。
生き物が食べ物に変わる。

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しかしそのスープ、よく煮込んで柔らかくなった肉の味は素晴らしい。
スーパーで売ってる鶏肉とは全く別物で、噛めば噛むほど味がでて、またそのレバーと砂肝といったら!
さっきまで怖がっていた子も全部忘れておいしく食べていた。
それでいい。


前日にはみんなで神輿を担ぎ、この日は山へ行ってみんなで汗を流しひとつのことを達成する。
さらに一緒にご飯を作り、頂く。
こんなに素敵な連帯があるだろうか。
誰もかっこつけることもない。
皆の素の姿だ。
男の子も女の子も人間同士の交流をしている。
これがとても心地よい。
つくばにはこんな時間が流れています。
また、来てね。




  1. 2010/10/25(月) 22:47:06|
  2. 先駆村
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地車、読めますか?

先週末大阪まで行ってきました。

そう、地車、だんじりを引きに。
今回初めて大阪の祭りに参加するんですがきっかけはじじいの祭り。

俺の先輩が大阪に住んでいて地区の元青年部部長をやっていた人でした。
この方。岡田さん。

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この地区は青年部というものが存在し祭りの運営をすべて任され、進行していくのです。
上の方や俺みたいな外から来るような人は祭りに参加し、盛り上げると。
でもいいやり方ですよね。若い人が祭りを作っていく。
そんなことが当たり前に行われて、またそうすることで守っていこうという気持ちも生まれるのでしょう。

話を戻すとその先輩がじじいの祭りに来てくれたんです。
でずっと着いてきてくれて。
最後俺が挨拶に行ってお祭り大好きです、最高でしたね!というと
お祭り好きならだんじりも引かなきゃダメだろと大阪行きの新幹線のチケットをその場で頂いて。
これは行くしかない!
けど予定埋まってたらどうするつもりだったのかな 笑

でももちろん行きました!
このだんじり、関東でいう神輿の位置づけです。
神様の乗り物。
同じように里の神社で宮司さんに神様を乗せてもらい

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里を氏子(里の担ぎ手)が回っていくというものです。
だんじりは神輿のように担ぎあげることはせず樫の木でできた車輪が付いていて前から引っ張り後ろで押します。
で後ろの人の力によってかじをきりまた見せ場ではケツを持ち上げたりします。
神輿とはまた違いますがとにかくハード。
頼れるのは体のみ。

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思いっきり引っ張って思いっきり押してその息が合わないとだんじりはかじ切れないし事故ります。
ほんとに狭い道を行くので数センチの間を縫って行ったりもします。
命がけです。
神輿もそうですがどうしてこんなにもみんなが一生懸命になれるのでしょう。
誰に頼まれたわけでもないのに祭りの時期になると里に帰ってきて運営し、守ろうと思える。
それって大変なことだと思うんです。
誰もが当たり前にだんじりや神輿に敬意を払い
守っていこうと思ってくれる。
愛情深く受け入れてくれて。

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神様ってたぶんみんなの心で成立するんだと思うんです。
神様がいるかいないかってのはよくわかりません。
だけど僕の小さなころからじいちゃんやみんなが神輿を大切にして、一生懸命に守ってきた。
とっても手間のかかることだし
非合理的なことだらけだ。
だけどそんな姿を見ていたら当たり前に僕も神輿に敬意を払っている。
とっても尊敬する人がそうしているんだもの。
当たり前に敬う。
守っていかなきゃと思う。
たぶん、それが神様。
神様がいてとっても素敵な物語を作ってくれるならいるんでいいと思うんです。

そうやって純粋な思いで流した汗や涙。
押しつけじゃない、伝統。
心の交流。
連帯。
それが祭りにある。
だから、好き。
深く、深く。
日本の祭りってのはとっても意味のある素敵な文化なんです。
俺の神輿も生まれたばかりだけどたくさんの人に見てもらってかついでもらって
大切なことがぶれないものでありたい。
そうじゃなきゃ愛してくれなくなっちゃうもの。
俺や、みんなの純粋な思いが形になったんだ。
それを守り、育てる。
そうやって残していきたい。
嘘のないものでありたい。

だんじりを引いて、再確認しました。
楽しいだけじゃだめ。
でも楽しくなきゃだめ。
思惑なんていらない。
みんな理屈抜きに、好き!
理由なんていらないんです。
理由なんてあったら、嘘。
そんなの後で考えよう。
俺らの誇りになりますように。
  1. 2010/10/20(水) 18:03:44|
  2. 先駆村
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俺が創りたかったあの一日

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俺は、こいつを創った。

みんなで、一生懸命になって、創った。
雨の日も、寒い日も、真夏の照りつける太陽の下でも。

ただただ、必死になって。
なぜ、こんなにも。
そう思われることもあっただろう。
だけど、それは俺の本当に純粋な純粋な思い。
裏も表もねえ。
俺が紡ぎたかった一編の物語。

みんなに一生懸命伝えた。
みんなと一生懸命になった。
じじいの神輿を担いでもらった。
あの日最高の瞬間だった。
最高に熱い夏。
体から水分が全部入れ替わるまで、声が出なくなるまで。
一生懸命になって神輿を担いだ日々を俺は忘れない。
そして一生懸命になってくれたみんなを俺は一生忘れない。
世の中、捨てたもんじゃねえ。
重いものをあんなに必死になって担いで。
声出なくなるまで叫ぶ。
恥ずかしげもなく自分をさらけ出す。
一歩引いてみれば、馬鹿らしいと思われるかもしれない。
もっとクールなやり方がある、スタイリッシュじゃない。
そう思われるかもしれない。
だけどそこには、「人間」の姿がある。
女も男も。
みんなが一生懸命になって重い神輿を担いで。
神輿は一人じゃ上がらねえ。
みんなの一生懸命があるから。
必死になって担いでいるやつらがいるから。
だから俺らも手ェ抜けねえ。
それが神輿なんだ。


そして今回は、そう。
すげえ物語があった。
俺たち神輿担ぎは、バカ共の集まりだ。
もっとかっこいい神輿を、もっと重い神輿を、担ぎてえ。
そんな単純な思いで神輿担いでる。
この手作りの神輿に込められた思いは、尋常じゃねえ。
俺が一人の大切な人のために命がけで創った。
本当に一生懸命になって創った。
筑波桐睦なんて会は存在しなかった。
あの紫色の半纏も存在しなかった。
思い返せばもう半年以上の時が経つ。
俺が神輿を創ろうと決めてから。
みんなで色んな祭りに行ったね。
たくさんの人と出会ったね。
たくさんの思い出を創ったね。

こんなに充実した、濃い半年間は無かった。
文字通り、駆け抜けた。
命を燃やして一生懸命になって創り上げた。
そこで出来た絆。
ほんの半年前まで全く知らなかったやつらが。
今。
こんなにも当たり前に笑いあい、こんなにも当たり前に前を向く。
こんなに素敵なことってないよね。
俺はこいつらのために。
こいつらが最高だから。
理屈抜きに一生懸命になってくれるから。
だから手ェ抜けなかった。

今思い出してもすげえ瞬間だったな。
あの空間は俺らにしか創れなかったよ。
あの一瞬のためにどれだけ俺ら一生懸命になった?
あの一瞬のためにどれだけ俺ら真剣になった?

その思いをずっとずっと忘れずにいよう。
俺らは本当の仲間だ。
だって考えてもごらんよ。
こうやって神輿を自分らで創って。
自分らで担いで。
こんなにも熱い熱い物語簡単に創れるもんじゃないだろ?
それをみんなでやったんだ。
これをみんなで守っていこう。
一生の宝物にしよう。

まだまだ、これから。

本当にみんなありがとう。
みんなのおかげで俺の大事な大事な人に、最高のプレゼントをあげることができたよ。
この一枚の写真。

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これがどれだけの意味を持っているか。
これがどんなに素敵な風景か。
みんなはもうわかっているよね。
一生懸命伝えたもんね。
  1. 2010/10/14(木) 15:22:50|
  2. 筑波てづくり御輿
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一夜あけて

すごい1日だった。

ただただ、心が震えた。


すべてをかけて臨んだ神輿。
それが最高の仲間たちの手で上がったんだもの。

誰もがみんな一生懸命で。

誰もがみんな真剣で。

汗、血、涙、いのち。
そんな「人間」がここにはあった。
俺の純粋な思いが形になり、とんでもない神輿を創りあげた。
これで生まれた思い、絆。

それは本物だ。

みんなに見てほしかったんだ。感じてほしかった。
こんなにすれっからしの世の中だけど、一生懸命になって、ぐちゃぐちゃになって、創り上げる世界がある。
それで生まれる素敵なものがある。

みんなみんな大好きだ。
ありがとう、ただありがとう。
あんなに楽しくて、嬉しくて、感動した日々を、俺らは一生忘れないだろう。



あの日の記録は、映画として刻み込まれる。
みんなで、見たいな。
  1. 2010/10/12(火) 19:15:46|
  2. 筑波てづくり御輿
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炭焼きちょいかじり

今回のブログは仲のうえんが書きます。


カメラというものを持たなくなって一年が過ぎましたが、
一昨日から昨日にかけてあったイベントについて無写真でお伝えしましょう。


---


今回の企画は「村に来てもらおう」という主旨で、
東京の学生・農業にアツい社会人を招き、炭焼き、農家の手伝いをしながら仲よくなるというもの。

農大・農工大・金融関係の方・流通関係の方など多様な参加者。この中には「いつか農業をやりたい」と思う人もいるため、私の就農予定地である宝篋山を案内した。(案内というよりは、一緒に農業やろうと勧誘ばっかりしていた)

宝篋山の山は夏の勢いを保ちつつ秋の気配を感じさせる色合いに変わってきていて、いつもとかわらないきれいな小川が流れ、いつもと変わらなく冷たく綺麗な湧き水が溢れ、いつもと変わらない宝篋山の地元の人々(五月女さん)がいた。

「ここが俺の就農予定地。向こう側は拓けば農業やらせてくれるんだ。」と私が指を指しながら説明するも、畑を借りられる範囲が広すぎて私自身把握しきれていないのだ。

宝篋山は農業をやるには最高の場所。
まず何より、農薬を使わないことに地元の人も賛同しているから、水も環境も最高にがきれい。
それに、土地がまとまっていて作業が非常に効率的だし、野菜を洗う水は綺麗な小川があるし、小川のすぐ横に小屋だってあるから、出荷作業とかできる場所もある。
トラクターとかユンボとか貸してくれるから、初期投資に莫大な金を使わずに済む。

こんなことを言ってメリットを言ったりするが、

いのしし対策が必要で、そこが他の農業地域とは違うことなんだという点も、いのししに食い荒らされてきれいになった水田を横目に見ながら説明した。


いのししと対峙しながらも、多種多様な果実と、きのこ原木、自給用野菜、採卵兼食肉用の鶏がすぐ手に入るような場所。鮮度という視点で見れば(いのししも含め)間違いなく最高な食の楽園。

文章で、電話越しで宝篋山の魅力を伝えることよりも、実際に空気を感じたほうが、宝篋山の良さをわかってもらえたんじゃないかな。



結局2~3時間宝篋山で採れた野菜をいただいたりして、それから、国谷さんのところへ移動した。

私も国谷さんに会って話をしたのは始めてだったけど、国谷さんは私の想像以上に歳を重ねていて、体力も衰えている様子であった。90歳近くなっているので、杖がなくては移動も困難と思わせるようにゆっくり、ふらふらしながら歩いているが、言葉や考えは相当しっかりしている。国谷さんは「学生(若い人)がこれからの社会を創って、頑張っていくんだよ」と、ぼそっといっていたところや、一人一人の名前を覚えてくれようとするところに、元教師として第一線で教育をしていた国谷さんのほとばしるアツいパトスを感じた。

そんな国谷さんの敷地でバーベキューをさせてもらうことになり、国谷さんの弓道場で宿泊させてもらうことになっていたが、イベントというものはハプニングがつきものだ。


カレーと、さばと、たくさんのホルモンと少しのお酒を買っていって、夕食の準備が始まった。
夜になると、土浦花火大会が始まった。国谷さんちから見える花火は小さくともきれいだった。もっとも、みんなおしゃべりと夕食に夢中で、花火を見ることを忘れていた。花より団子。

今回の企画は農大の田島さん(4年)に声を掛けた。田島さんは強力な農業ネットワークを持っているため、すぐに参加希望者が増えていった。多くの農業系学生サークルに所属し、自ら農業を学ぶ姿勢をもって積極的に援農し、まずは社会人経験を経た後に、数年後は農家になるという夢を持つスーパーウーマン。仲のうえんは農業やるならここ(宝篋山)でやろうと声をかけていて、田島さん本人としても農業をやるつもりである。
○スーパーウーマンから誘われて来た農大の榊さん(4年)は、就活をせず、千葉で農業をはじめたいと思っている。そのためにWWOOFや援農を通じて勉強し、どういう農業をやるかということを模索しているようだった。農業という厳しい世界に入る際には、自分自身のセーフティネットとして榊さんのように資格(技能)を持っておくのは大切なのかもしれない。半農半Xであっても、重要な地域を担う存在だ。今後どうなっていくか楽しみだった。
○スーパーウーマンから「農業をやりたいと言う学生がいる」という報告を受け、是非来て欲しいと思っていた人は農大の森さん(3年)だ。農業を仕事を選ぶ上での選択肢の中の一つと位置づけているような感じで、まだ田島さんほど農業農業していないように見えた。話してみると、「卒業したらすぐに青年海外」協力隊員になる」とのこと。色々経験したあとに、農業がやりたいというモチベーションになったら、宝篋山に来てみてくださいと念を押した。
○スーパーウーマン田島以上の、ウルトラウーマンになる原石を持つ農工大の藤原さん(2年)も今回のイベントに参加。藤原さんと初めて会ったときは衝撃だった。「私は研究者になるか、農家の嫁になりたい」という対立軸に近い希望を語っていたのだから。現在はとにかく動き回り、農業を盛り上げている。
大学生はこんな感じだ。今後が楽しみだな。



藤原創長はずーっと私たち学生と社会人グループが来る前から国谷さんの炭焼き釜で火の番をしていて、番をしながら御輿で使う鳳凰を彫り、夕飯時には秋刀魚やホルモンを焼き、みんなと喋りながら酒を飲んでいた。
周りは暗く裸電球一個だけで、外も寒くなっているのに気付かずに農業(創長はみこし)の想いを伝え合っていた。

これからの予定としては、五右衛門風呂を沸かして、順々に風呂に入って、語らいながら眠りにつくというものであったが、予定ってのはうまくいくとは限らない。

初五右衛門風呂体験に一同は火加減に戸惑い、結局大半が足湯で済ませて、布団で寝られたのは女性人のみ。車で寝る人もいたが、私と創長、藤原さんと宮坂さんは火の番をしていたが・・・

「ホー。ホー。」

静寂な山にふくろうの声。

ネズミ捕りに最高だな、と談笑。


「ガサガサ」

・・・、ん?
これは来たな、ついにいのししか。

体重の重いいのししが突進してきて怖いのは、いのししの牙だ。

創長は手に鉈を、私はシャベルを、宮坂アニキは木槌をもち、ウルトラウーマン藤原に危害が及ばないように身を構える。


・・・



いのししは姿を現さなかった。

果たして突進してきたら勝てるのだろうか。



それからジャガイモ、ナスを、バナナを焼いて食べたりして、

時間はAM4:00になり、国谷さんがよろよろしながら出てきた。

「そろそろ、煙は消えたか?」

炭焼は煙(水蒸気)が消えたら、土をかぶせて密封させるものらしい。
まだ煙は出続けている。

AM7:00まで様子を見ることになった。

10月と雖も寒い。火にあたりながらずっと喋り続けてきたが、眠気に襲われ、4人はその場に横たわる・・・



寒さで目覚めた私が目にしたものは、気を失い睡眠状態にありつつも鉈で鳳凰を彫り続ける宮坂アニキと、寒さでぶるぶる震えながら睡眠を続ける創長。ウルトラ藤原は部屋で寝ていたらしい。


体力を最高に奪われた私たちは色々食べたばかりなのに究極に腹が減っていて、朝起きたてにカレーを食べ、2時間後に具沢山味噌汁と米とさんまをたいらげ、また睡魔に襲われる・・・。


しかし、こんなに楽しい空間を自由に使わせてくれた国谷さんのお手伝いもしなくちゃいけん!

参加者は誰も摘果に関して詳しくなかったので、木に登り、本能を頼りにみかんの摘果をする。

大量のみかんが落ち、中には摘果したみかんを投げつけ始めるやつもいて、最後にはみかんを持って帰り、とても楽しい摘果だった。


結局炭焼きは煙が出続けたために途中で断念して創長に任せる。


創長、すまんな!しかし大変楽しい経験ができた!

イベントとしてはものすごいゆるーい企画だったけど、結局は楽しい企画になったのかな。

これからも農業を真剣に考える場所として、宝篋山や国谷さんのところを使わせてもらいたいと思いました。


宝篋山に来たい人は、連絡くださいねー!
  1. 2010/10/04(月) 11:22:18|
  2. 先駆村
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Author:日本文化を未来へ
今やれる精一杯を、大切な場所へ。

友情、絆、縁、友達、ふるさと。

大事にしたくて、大事にしなくちゃいけないもの。

大切な毎日をすこしずつ。

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