先駆村/明日襷-asitaski-/日本の祭り [山梨県小菅村]小永田熊野神社

先駆村/明日襷-asitaski-/日本の祭り

僕らが未来へ残していける風景を考え、学ぶ。明日へつなぐ僕らの襷。明日がもっと好きになる。アシタスキ。日本の祭りや文化,人々を動画や写真,文章で紹介していきます。

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山奥のおかぐら

遠くでお囃子がきこえる。

[UNSET]


ここは山梨県小菅村。
高速の出口から1時間ほど、山道を走ったところだ。

今日は熊野神社の例大祭。
先輩がお神楽を舞う。
それを見るために、来た。

果てしなく山道だ。牡鹿半島の鮎川浜までの道を思う。
海は見えないが、だんだんと深く山へと入っていく。
途中川が流れている。
渓流を見ると、岐阜を思い、投網を投げたくなったりもした。
今日は投網は持っていない。
僕は夏の終わりの涼しい山の風を感じながらボンゴを走らせる。

神社についたが、誰もいない。
電話もつながらず、僕は孤立していた。

田舎ではよくあることだ。
祭りは18:00から。
僕は山の風の中を感じながら車の椅子を倒した。

2時間ほど、経っただろうか。
電話が鳴っている。

 ごめんごめん、ここ電波ないんだよね、お祭りはじまるよ!

僕は神社へ向かう。
やっと合流出来た。

つくばから4時間ほど。
何度も誘われていたがご縁に恵まれなかったここは小菅村、小永田という地区だ。
先輩はずっと小菅村とご縁を持ち、一時期住んでもいたようだ。


P9070131_20130910173259c03.jpg


加藤翔さん。
僕の高校の先輩だ。
高校時代は全く縁がなかったが共通の知り合いの紹介でご縁ができ、様々な場所で出会いがある。
先日も陸前高田でともに山車をひいた。
普段は稲城市に住んでいる。

白いTシャツに作業ズボンという出で立ちで、後ろのベルトに笛をはさんでいた。

到底これからお祭りだとは思えない格好だが、神楽の舞台は立派に飾り付けられ前にはブルーシートが広く敷かれている。


これから祭りが始まる。里の演者達にはお神酒が振る舞われる。

 今年も楽しいお祭りをやりましょう!

区長さん。

シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャン。

ここの手締めは7つ締めだ。

ちなみにつくばの小田の祭りは
シャンシャンシャン、シャシャシャンシャン、シャン。


手締めの文化は面白い。

こんな小さなことだが地域文化、日本を感じることが出来る。



舞台が、始まる。
お客さんはまだあまりいない。
お囃子に合わせ、神楽師が勇壮に、時に優雅に舞う。


 格式ばった神楽なんてものより、菓子でも食いながら笑って観るのも神楽だべっちゃ。


雄勝法印神楽の神楽師で鼓舞の発起人である上山さんの言葉だ。

舞台や演芸を、僕らはどこか「静かに」「行儀よく」見るものだと思ってしまっている。
神事である神楽は特に何も知らない僕たちにとってはそう思えてしまう。
いつしか舞台上と舞台下が分離してしまっていたが、神楽師の上山さんはそうではないという。

 
 子供の頃は舞台の端っこに座ってお菓子食べながら見てたもんだよ、酔っぱらって舞台に上がって来て口の中にご祝儀やまんじゅう詰められたりしてさ、よく鼻血出してたっけな!


舞台の外で笑い合う子供たち、真剣に見ている神楽好きな視線、お祭りで久しぶりの再会を喜ぶ声、愛情たっぷりの野次・・・・

そんな中で神楽は風景に溶け込んでいる。

神楽を舞う演者と神社に礼をはらい、素敵に楽しめるきっかけ。


そんな、愛される風景を。



だんだんと人が集まって来た。

神楽舞台の前にたくさんの笑顔。

みな思い思いに食べ物を広げ、ビール片手に楽しんでいる。
誰も「真剣」じゃない。

子供も、大人も、お年寄りも。
みな朗らかだ。
全然見てなかったり、笑い声が起こると時々面白そうに顔を向けたり。

舞っているのはみな里の仲間なのだろう、面をつけても名前が飛び交う。

 ◯◯ちゃん、日本一!


温かな場だ。とても心地よい空間。


翔さんが出るのは第二幕、剣製作貢之幕だ。

小僧の役として、おどけた場面もあり、しっかりと舞う場面もあり。

P9070165_2013091017330290e.jpg


舞台の重要な登場人物。
翔さんは、小菅村の一員だ。




舞台の最後、千秋楽は道化の演目だ。
一番うまい演者で行う、ほとんどがアドリブだという。

お客さん達も多いに盛り上がり、大声を上げて笑っていた。


最後はお菓子をまいて、終了。

間違いなく里の素晴らしい風景だった。

P9070184_20130910173303563.jpg


神楽。

神輿しか知らなかった僕の世界がひとつづつ広がっていく。

里に愛され、根付いているたくさんの楽しく温かい風景がある。

これからもたくさん学んでいきたい。


未来の子供達に伝えられますように。


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  1. 2013/09/10(火) 17:41:54|
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